鹿島神宮では年間約90の祭典が執り行われているほか、武道にまつわる催しや当地ならではの特色ある年中行事が行われています。
令和6年
煤払い神事
鹿島神宮で新年を迎えるための始めの行事がこの煤払い神事です。「オスス竹」と呼ばれる竹を手に、神職と巫女が本殿以下社殿一群と楼門を巡ります。これにより一年の埃と煤が祓い清められます。鹿島神宮ではこの行事から新年を迎える準備が本格的に始動します。
宮贄祭
御祭神に一年の感謝を込めて、通常の神饌に加え甘酒と背開きにした鯉をお供えするお祭りです。近代以降、鹿島神宮では大祭・中祭・小祭の違いこそあれ神饌の品目は大同小異であり、こうした中にあって宮贄祭とその神饌の在り方は往時の神祭りを知るうえで貴重な存在であるといえます。
令和7年
白馬祭
かつて新年最初に本殿の御扉を開けるのに合わせて馬を曳き廻した祭りが今に伝わっています。年のはじめに白馬を見れば年中の邪気を祓うという言い伝えがあり、その後御神馬が踏んだものを持っていると心願が叶うとも言われるようになり、多くの参拝者がハンカチを地面に敷いて、神職の賑やかな笏拍子と神楽太鼓の音と共に進む御神馬の足取りを見守ります。
当日には七草粥と甘酒が振る舞われます。(令和6年は感染症対策のため七草がゆと甘酒配布は中止します。)
大寒禊
二十四節気の大寒(例年1月20日)から近い土日のいずれかで実施している恒例の禊行です。
かつては神職と地元有志で行っていましたが、年々参加者が増え、現在では全国各地から約200名が集います。
参加をご希望の方は11月1日からに掲載する募集要項に従ってお申し込み下さい。なお定員に達し次第受付は終了となりますのでご了承願います。
"旧暦の6月30日(年回りによっては29日)”に行われる鹿島神宮の神事です。
古来より神事に先立ち大黒社に西瓜をお供えして参拝することが古例として伝えられます。
夏越祓の神事では御手洗池の前に設営された特設祭場において大祓詞が奏上されます。
例祭
鹿島神宮で行われる年間祭儀のうち最も重要な祭典です。6年毎の子年・午年には宮内庁より勅使の参向があり、今上陛下の大幣帛が鹿島神宮の大前に奉られ勅使により御祭文が奏上されます。また、その他の年も宮内庁より御使が参向されるほか、神社本庁献幣使や県内外の神社関係者・氏子崇敬者約500名が参列します。
次に勅使参向のある子年・午年の例祭は、「子年 令和14年(2032年)」、「午年 令和8年(2026年)」となります。
なお、令和8年(2026年)の午年は、12年に一度の大祭、式年大祭御船祭となります。
※大変申し訳ありませんが、この時間は本殿前広場にお入りいただくことはできません。
※世情による祭典内容の変更は、当WEBサイトにて順次おしらせいたします。
提灯まち
9月1日夕刻、各家庭から奉納される小提灯や、大船津をはじめとした各区・団体から奉納される、青竹に数百の提灯をつけた大提灯十数基が、鹿島の神の渡御の道筋を照らします。表参道の賑わいの中を進んできた大提灯が、楼門前の銚場で麦わらの火にくべられ、盛大に焼納される様はなかなかの迫力です。
※世情による祭典内容の変更は、当WEBサイトにて順次おしらせいたします。
神幸祭
神幸祭とは、神社の御分霊を御神輿などに遷して氏子地域を巡幸するお祭りで、全国各地で見られる神社の祭りの基本の形です。
鹿島神宮においては、夜8時の発輿祭の後に本殿より出御した御神輿が平井地区の与丁に担がれ、鹿島新当流・鹿島神宮流鏑馬隊に周囲を警固され、神職を始め多くの氏子崇敬者からなる供奉員を引き連れて楼門、大鳥居、表参道である大町通りを進みます。そして最後は楼門そばの行宮でお鎮まりになります。
一年の間、もっとも御祭神の近くで御参拝できる機会が、この神幸祭から行宮祭までの期間となります。
※世情による祭典内容の変更は、当WEBサイトにて順次おしらせいたします。
行宮祭
御祭神の御神幸における御旅所(行宮)での祭儀です。神前に神饌が供され宮司が祝詞を奏上、神前では巫女による神楽舞と鹿島踊り保存会による鹿島踊りが奏せられます。
※12年毎の御船祭の年のみ3日に斎行されます。
※世情による祭典内容の変更については、当WEBサイトにて順次おしらせいたします。
還幸祭
御神輿が出立する神幸祭に対し、御神輿が帰路につき御分霊が本殿にお戻りになる祭儀を還幸祭としています。行宮を出立し小宮作地区の輿丁に担がれた神輿は供奉行列を従えて本宮本殿に進みます。この祭りをもって、例祭に始まる一連の祭儀は斎了となります。
※12年毎の御船祭の年のみ3日に斎行されます。
※世情による祭典内容の変更については、当WEBサイトにて順次おしらせいたします。
その他
"旧暦の6月30日(年回りによっては29日)”に行われる鹿島神宮の神事です。
古来より神事に先立ち大黒社に西瓜をお供えして参拝することが古例として伝えられます。
夏越祓の神事では御手洗池の前に設営された特設祭場において大祓詞が奏上されます。