平成25年1月1日
鹿島神宮の御船祭の起りは、大神を奉ずる船団による大昔の関東開拓の時代にまでさかのぼり、当神宮にとりましては最大の祭典であります。
この御船祭が来る平成26年9月1日より三日間にわたり行われます。
9月1日、まず勅使参向例大祭が斎行され、翌2日早朝、御分霊された御神輿は陸路を一の鳥居の大船津河岸までとり、そこから御神輿を奉戴した御座船は数多の供奉船を従えて一路佐原市加藤洲へと進みます。そこで香取神宮の御迎祭を受けて後、再び同じ水路を行宮まで戻るという絢爛壮麗なる水上絵巻が繰り広げられるのです。
例年の御神幸は門前町の大町通りに限られておりますが、十二年にひと度のこの御船祭は鹿島の大神が陸路、湖上御神幸され、人々の幸せと平安をもたらす一大神事であり、今回この大祭をあわせて東日本大震災の復興を中心とする日本再生の鹿島立ち神事とすべく準備に取りかかっております。
つきましては本年よりこの大祭執行のため広く浄財を募集し、神事と共に記念事業をも行い御神徳宣揚をはかりたく存じますので崇敬の御篤志をもちまして御奉賛を賜りたくお願い申し上げます。
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