御師による代参祈祷について

 鹿島神宮には昔、御師という者がおり鹿島の大神様を信仰する各地の方々をまわり、御神札などをおわかちしておりました。江戸時代に入ると人々が旅をすることが比較的容易になり、鹿島神宮へ参拝するようになりました。しかし、すべての人々が参拝するのは困難であることは変わることはなく、参拝に赴くことができない人々によって鹿島神宮を崇敬する講が各地に結成されました。この講の代表者が御師の案内による年1、2回参拝を行う代参という方法がとられました。
  現在、新型コロナウィルスの影響により、遠方の方などで「初詣の御祈祷を受けたいが参拝するのが不安」、「参拝するのが難しい」という声をお寄せいただいております。そこで、鹿島神宮ではかつて存在した御師を復活し、御師による代参祈祷を行うことと致しました。御師には、鹿島御師の子孫の方が務めてくださり、代参の様子をWEB上で録画を見ることができます。古くからある代参という参拝方法をとることで、神道の本義から外れることなく、そこにインターネットという現代の技術を用いて、新型コロナウィルス対策として新しい生活様式に合わせつつも、古式に由来する御祈祷様式です。皆様に安心安全に初詣の御祈祷を受けていただくための選択肢としてご理解ください。

御師による代参祈祷のお手続き

御師祈祷をご希望されるお声を多くいただきまして、
以下の通り継続して、当ご祈祷のお申し込みを承ります。

1、毎月1日に斎行いたします。
ご祈祷はコロナ禍の終息まで、毎月1日の「おついたち」に斎行いたします。
毎月25日を受付期間をお申し込みの締め切り日とさせて頂きます。

新型コロナウィルスの影響により、遠方の方などで「初詣の御祈祷を受けたいが参拝
するのが不安」、「参拝するのが難しい」という声をお寄せいただいております中
で、当宮ではかつて存在した御師を復活し、御師による代参祈祷を斎行ことと致し
ました。
御師には、鹿島御師の子孫の方が務めてくださり、これまで二回斎行申し上げまし
た。御祈祷受付後も多くのお声をお寄せ頂いており、当宮では皆様のお声にお応え
し、このコロナ禍終息までの間、毎月1日「おついたち参り」の日に斎行すること
を決定いたしました。

2、郵送祈祷申込書の「御師による代参祈祷を希望します」に〇をつけてください。

令和3年_郵送祈祷申込書

3、御師による代参祈祷をご希望の方は1つの願意ごとに7千円からお気持ちで受け
      賜っております。

4、後日Eメールにて代参祈祷の動画のURLをお送りいたしますので、必ず「Eメール
     アドレス」をご記入ください。動画は代参祈祷を受けた方のみアクセスできるよ
     うにパスワードの設定し、視聴回数、視聴期限をつけさせていただきます。
     また本殿は半屋外となるため、動画に境内の音声が入ってしまう場合がありま
     すので、予めご了承ください。

5、代参祈祷をお申込みいただいた方複数件を一緒に御祈祷申し上げ、その様子を動
     画で見ていただくという性質上、個人情報保護の観点も含め大神様にのみ届くよ
     うお名前、ご住所は微音にてお読み上げいたします。従いまして、動画ではお名
     前、ご住所を聞き取ることができませんので、予めご了承ください。

6、上記の内容以外の点については、郵送祈祷の手続きをご参照ください。

御師による代参祈祷申し込み書(御師祈祷)プリント用

郵送祈祷申込書

なお、申込用紙の記入に際しましてはご祈祷の種類厄年と人生儀礼についての解説ページを用意しておりますのでそれぞれご参照ください。