横綱 稀勢の里 奉納土俵入り 

2017年5月3日

この度、鹿島神宮では第72代横綱稀勢の里関によるご神前での土俵入りをご奉納頂く運びとなりました。

稀勢の里関は平成29年1月場所での幕内初優勝により、日本人力士として19年ぶりとなる横綱昇進(茨城出身の横綱は男女ノ川以来4人目)を果たしました。また、続く3月の大阪場所では場所中の怪我にもかかわらず、殊勲の新横綱優勝(貴乃花以来22年ぶり)を果たしたことは皆様の記憶にも新しいことと存じ上げます。

当宮のご祭神・武甕槌大神は武道の神、そして相撲の祖神として知られています。そのゆかり深きご神前で、茨城県出身横綱の稀勢の里関が土俵入りを奉納することは誠に意義深いことと存じます。ぜひ皆様お誘い合わせの上お越しください。

日時 平成29年6月4日(日) 15:00
場所 鹿島神宮本殿前
主催 稀勢の里奉納土俵入り実行委員会
お問い合せ 鹿嶋市観光協会 0299-82-7730
神栖市観光協会 0479-26-3021

※只今準備を進めております。委細決定いたしましたら改めて本ホームページで告知いたしますので今しばらくお待ちください。
 

鹿島神宮と相撲について

古事記に伝わる国譲りの神話で天照大御神あまてらすおおみかみを中心とする神々が日本の国土に降るにあたり、元々地上に栄えていた大国主神おおくにぬしのかみ(出雲大社ご祭神)を始めとする神々に国土の譲渡を持ちかけるために武甕槌大神たけみかづちのおおかみ(鹿島神宮御祭神)が出向きます。この時、出雲国伊那佐いなさの浜で大国主の子である建御名方神たけみなかたのかみ(諏訪大社ご祭神)と力くらべを行いました。その時の様子は「御雷神(=武甕槌大神)、建御名方神の手をとり、若葦を取るが如く掴みひしぎてこれを投げ離すに、建御名方神は逃れ去って科野国しなののくに洲羽すわの海に至る」と書かれており、この力くらべの様子が相撲のはじまりとも伝わっています。

国譲りの力くらべ
両国国技館壁画『国譲りの力くらべ』(日本相撲協会所有)