【令和の大改修記念事業】 奥宮檜皮葺屋根修繕特別拝観

2021年10月2日

 令和の大改修にあたり、現在奥宮では檜皮屋根の葺き替えをはじめとした改修工事が行われております。この大事業にあたり、奥宮を特別に公開致します。建造以来はじめての公開となる奥宮は、関ヶ原の戦いの戦勝の御礼として、徳川家康公より奉納された社殿です。途絶えつつある日本人の技をいまに残す、安土桃山時代最後の社殿建築です。もとは本殿として御祭神 武甕槌大神様を護持する社殿として建造されたもので、建造より約400年の間、その社殿の全貌を一般に公開することはありませんでした。平素は見ることさえできない奥宮社殿の屋根上まで登頂することのできる特別な期間となります。

鹿島神宮 奥宮とは

 鹿島神宮傳記(鎌倉時代末期成立)にはすでに見られ、「本宮(本殿・拝殿)の東三丁(327m)」に在ると記載されています。明治初年迄には、本宮の祭典が斎了すると直ちに奥宮の祭典が奉仕され、本宮とは切り離しのできない神社でありましたが、明治政府により明治13年に鹿島神宮摂社と定められ、古来の意義とは異なるようになりました。御祭神は、武甕槌大神の荒魂です。
奥宮メイン画像
 祀祭の起源は明らかではなく、四条天皇(第87代、1231-1242)の仁治2年(1241年)の火災に「不開御殿奥御殿等」と東鑑(鎌倉時代)にある記述をみれば古くから存在する神社です。また後深草天皇(第89代、1243-1304)建長7年(1255年)11月5日右大辨藤原光俊入道眞観(1209-1276)が当神宮に参拝した折の記に「奥御前」と記述されている宮はこの奥宮のことを指します。現在の社殿は、慶長10年(1605)に建造された本宮の社殿を元和5年(1619)本宮造営の節、当位置に移しました。大正12年5月1日大修理のため、下遷宮を奉仕し、翌年2月12日上遷宮を奉仕したという記録が残っています。今の社殿は国の重要文化財と指定されています。古式の参拝方法として鹿嶋誌には「禰宜・祝は更なり、参詣る諸人も神前に物音を禁じ、祭の時は柏手をも忍手にて拍て忌勤めり」(鹿嶋誌 北条時鄰著(1827年成立)「禰宜や祝(神職)は当然のごとく、参拝に訪れる多くの人々は社殿の前では音を出すことを禁じて、祭典においても柏手は音を立てず行い、慎み務めている」)とあり、古くより本殿に次ぐ特別な社として神職・参拝者に認識されていたと考えられております。家康公より奉納された社殿より以前の奥宮社殿は元和5年の奥宮の御殿を移した際、沼尾神社の社殿となりました(現在は延焼より、再建した社殿となっております)。

鹿島神宮奥宮

拝観概要

下記の通り公開致します。

| 拝観期間 | 令和3年10月8日(金)から11月30日(火)
| 拝観時間 | 午前9時30分から午後4時まで
| 拝観受付 | 奥宮前
| 拝観料金 | 500円(安全のため12歳未満の方の拝観はできません)
        ※拝観料の一部は、鹿島神宮国宝・重要文化財保全事業にあてられます。
| 備  考 |   拝観の際は、歩きやすく滑りにくいお履物でお越しください。
        マスクの着用、検温、ソーシャルディスタンスにご協力ください。
          拝観時は、密をさけるため整理番号を配布し、御拝観戴きます。
        11:30から12:50の間、会場除菌のため、一時受付・拝観を一時中止
       致します。

カレンダー

公開期間に関して、予告なく変更となる場合があります。変更が出た場合、当宮WEBサイトで御案内致します。

以上。